10月13日(土)、お稽古。県大会。
13日。16名!(高1、小3、幼1、体験2)。
一対多数。しかけ応じ、各本数。
道具をつけて、打ち返し、基本打突、地稽古。
親子で体験の方がいらっしゃいました。
アトリエはギュウギュウではありましたが、充分な稽古を見ていただけたと感じています。
翌日が県大会ということで、演技のお相手がいるペアもそうでない方も、仕上げを熱心に行いました。
道具をつけての基本打突は、打ち返しと同様、基本が大事であります。勿論、基本打突はパターン練習というように、変化に富んだ、試合に通ずる稽古法です。ですが、様々な技を稽古するに当たっても、大事なことは打突を決めること。なぎなたは繰り込み繰り出しを上手に使うことで、試合を有利に運ぶことができます。基本は柄は前腕分残す。そこからの打突です。繰り込み、繰り出し、そして体さばき。この体さばき。相手が前に出てきたからといって、なぎなたを立てるのではなく、また真後ろに下がるのでもなく、左右の体さばきで間合いをとる方法は有効です。相手が左中段の時、右足から体さばきをすると、相手の背面を攻めることになります。大抵、背中側から攻められるのは嫌というか気持ち悪いですので、相手は攻撃の仕方を変えなければなりません。勿論、左に体さばきをしても、相手も自分も身体のおもて面ですので、全ての打突部位はガラ空きです。打突のチャンスです。
二段技、三段技の練習をするには、まず一本目を決めての打突です。稽古の時、一本目、二本目も決めて三本目も決めるのです。稽古の時、一本目も二本目も決めないければ勿論試合の時にも決まるはずがありません。そしてお相手も、ただ打たせるのではありません。打たせるだけなら打突台の方がマシです。一回ごとに中段に構えるのは当たり前です。まずは正しい間合いから。そこから打突を繰り出す方が一歩入っても、下がってもと間合いを考えます。側面払って脛。その側面は本気で打っていますか?払って脛の練習ですが、相手の払いよりも先に打突をするつもりで打っていますか?真剣さが無い打突を払ってもなんの意味がありません。
10月14日は第42回茨城県なぎなた大会が開催されました。
管理人は県大会の担当をさせて頂きました。なんとか、、当日に行き着きました。大会の運営は始まってしまえば波に乗ります。しかし始めも途中も、終わりまで、ドキドキでした。また、審判員としても旗を振らせて頂きました。始めに中学生の試合審判に立った時、1種、2種の審判研究会を思い出しました。その時にご指導頂いたこと。(審判研究会の記事はぼちぼち書いている途中であります。)
副審として立っていた時、講師の先生から「離れすぎ。もっと近くに寄らないと見えないでしょう」そうご指導頂きました。(近くに寄らないと見えない!!)(ああ、そういう考え方もあったのか!!)目から鱗でした。気がつきました。実際ほとんどの場合、コートの外から試合を見ています。しかしコートに入って旗を振る側になりました時、二人の試合者が近すぎると感じ、一歩どころかだいぶ離れて見ていました。それは、、審判するというより、傍観していたのかもしれません。「傍観者にならないように」以前の記事に記しました、榎戸先生にご指導戴きましたことを思い出しました。 もちろん、あまり近すぎても危険です。実際、今回一般男子の副審に立った時、意識したより少し離れないと危ないと感じました。 少し離れれば全体は観やすいかもしれません。しかし、正確な打突部位は?そして手の位置、手の内は? また、送り足。そしてこれが決まらないこと。発声です。いくら良い打突でも、発声がはっきり聞こえなければ審判は旗をあげることが出来ないのです。
審判研究会でのことを思い出し、公平で厳正なる審判を更に心掛けました。
小学生の演技競技では、アトリエの子供達が優勝しました。また、試合競技でも管理人の娘が優勝しました。2冠です! 😳 少ない試合数のなかでしたが、親として、まさか!!でした。もちろん稽古は充分に豊かにしています。でもまだ4年生です。 指導してきた者として、お目出度う、良くやった。そう思います。親としても、良く頑張ったね!です。そして、幼い頃からなぎなたをしてきた者として、凄いな〜〜!優勝しちゃうなんて凄い、尊敬する!!です。 やる気があって稽古して獲得した者と、なんとなくやってきてゲットしちゃった者の違いであります。。。まぁどちらも、正しい、豊かななぎなたを学んで来たということは間違いありませんが。
今回、管理人の娘がダブル優勝できたことを思い、やはり、日頃の稽古の中身が大切だということを感じました。そして、相手がいること。たくさん泣いたね、Hちゃん。ありがとう。あなたがお稽古に来てくれるから、Sはなぎなたが好きなんです。Tくんも。よく頑張りました。お姉さんのSさんもおめでとう。皆様、なぎなた人生、これからです。
そしてやっぱり、試合する相手がいるから。閉会式で副会長がお話をされました。「入賞された方、大いに喜んでください。入賞を逃された方、大いに悔しがってください。そして、皆さん、前進してください。振り返らないで。振り返るのはもう少し経ってからにしてください。」 それぞれの捉え方があるとは思いますが、大会は日頃の修錬を確認する上に当たって、大変有効な場です。ですから、指導者は正しい、有効なものを指導、伝えなければなりません。そのためには、指導者自ら、学ぶ必要があります。 また、審判員も同様です。小学生から一般までの審判、稽古同様気を抜くはずがありません。公正な審判。当たり前のことなのですが、実は非常に難しいところでもあります。公正な審判をしていても、偏りを思われることもあります。 公正であること。 「心身ともに調和のとれた・・・」 審判をするということは、公に指導者として立つことです。なぎなたを修錬しているものとして、恥ずかしく無いように。
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