10月17日(水)、18日(木)、20日(土)、お稽古。
17日。10名(幼1)。
一対多数。しかけ応じ。
形、1、3、4本目。
道具をつけて、基本打突。地稽古。
18日。10名(高2、小3、幼1)。
一対多数。
しかけ応じ。形。
道具をつけて、打ち返し、掛かり稽古、地稽古。
20日。11名(小3、幼1)。
一対多数。鏡に向かい、振り返し、打突。
しかけ応じ。形、1、3、4本目。
道具をつけて、打ち返し、地稽古。
17日。道具をつけての基本打突。パターン練習や、パターン稽古とも言ったりします。パターンと言っても、基本のアレンジです。基本打突の組み合わせ、多様性です。一本を正確に打突しなくて、なぜアレンジが出来るのでしょうか。
試合は、ただの偶然に当たったもので勝敗が決まることではありません。
正面の面打ち5本。遠くもない間合いの正面打ちで、なぎなたはどう使っているでしょうか。繰り込み、繰り出しは大切ですが、しかけ応じ1本目の面と同じ間合いの面です。どうして道具をつけるとなぎなたの扱い方が変わってしまうのでしょうか。
道具をつけて基本打ちとは言いますが、その基本とは、道具をつけていない時、つまりしかけ応じで心掛けている体さばき、足さばき、構え等のことであります。それを道具をつけてするということです。面をつけていると顔の表情がよく見えません。ですから、先生から見えていないと思いますか?面をつけていると、相手がよく見えなくなりますか?そんなはずありませんね。面をつけていても相手の動きは良く見えます。つまり、先生は、指導者はよく見ています。相手が変わると気の入れ様が変わったり、しかけ応じの時と全う動きをしていれば当然分かります。相手が指導者で無くても同じです。皆様が他の方の稽古を見て、学んで感じることと一緒です。
道具をつけますと、当然、身体は大きく、太くなります。小手をはめればなおさら大きくなり、なぎなたとそれを体に沿わすという感覚は大きく変わります。その時、手の位置はどこにくるか。そしてやはり大事なことは、手の握りです。小手をはめた時、なぎなたをどう握っていますか。
18日。新たに高校生が入会されました。1ヶ月前は誰も想像もしていなかったことです。部活でない、道場のなぎなたの稽古。武道としてのなぎなたをお知りになり、面白いな、続けて見たいな。そう思って頂けたようです。アトリエの甲斐です。
20日。幅広い層での稽古です。相対する上下関係無く、心を尽くした稽古をしてください。
アトリエは、美しく、正しいなぎなたをお伝え出来るようになる指導者を育成する道場です。
なぎなたを修錬する誰もが、必ずお伝えする立場になる時がきます。それは、部活の先輩という立場ででもです。ほんの少し先を行っていれば必ず、後に続くものに伝えます。それがなぎなた。その時に、何をポイントとして伝えるか。どう示すか。それを学ぶことができる稽古場です。
今、お稽古を始めて3年目の小学生はまだ教えることはありませんが、毎回の稽古で気をつけるポイントを学び、注意深くそれを反復しています。そしてその中身は進歩の過程で変わります。考えて、工夫して稽古をする段階でそれは必ず身に付き、先輩として後輩の指導に当たる時に活かされます。
2年目になる高校生は、アトリエでなぎなたを始めました。稽古の上で注意すべき点、心得ています。稽古は稽古でありまして、相手との勝負ではないということを。稽古は自分自身をどう動かすかです。ただなぎなたを振っているだけなんて、有り得ないです。振り上げた時、振り上げた元の手を意識しているかどうか。振り上げがあって、振り下ろすということ。自分で学び、それを伝えるのです。
誰も、なぎなたを初める時に、指導者になろうと思い、初める人はいないでしょう。ですが、いつかは。です。正しく習い、学び、工夫した稽古をしていけば、その時が来たら良いものをお伝えできます。 そのためにアトリエは在ります。
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