8月29日(水)、30日(木)、お稽古。送り足。

29日。9名(高1、幼1)。

一対多数。

しかけ応じ、2、4、7本目。2、3、5本目。

形。

脛あてをつけて、脛打ちの確認。


30日。5名(小2、幼1)。

一対多数。

しかけ応じ、1、2、4本目。

道具をつけて打ち返し。


脛の打突の確認をしました。大先生に、管理人とお若い方の送り足が成っていないとご指導を受けました。Y先生の見本。送り足がすり足です。私たち二人。素早く寄せてはいるものの、縮こまって(膝を曲げて)います。指導を頂くのは初めてでは無いのですが。どちらかというと管理人は、強化の訓練はほとんど受けていないので、送り足が遅いと指導を受けていました。徐々に意識できる様になりましたが、それはすり足で寄せるものではありませんでした。

なぜでしょうか。本気で疑問を自分に投げました。 それは、意識していないからかもしれません。すり足で寄せる、と意識していないから。では、Y先生は意識してすり足で寄せているのでしょうか。まさかです。勿論それは、修錬で身体で覚えたものだからだと考えますが、はたして先生がお若い頃送り足の稽古で、脚を縮めないで送るなんていう考えをしていたかしら?

でも先生は先生ですし、長い修錬の過程で得たものだから出来て、私たちができないのは、つまり脚が縮こまって寄せてしまうのは、人間の足の筋肉の収縮として自然なものなのかしら??

間抜けのような質問ですが、真剣にY先生に質問しました。

すると先生。

「重い荷物を押すとき、後ろ足はどう寄せる?」

そう言って、アトリエの壁をぐっと押す姿勢を見せてくださいました。少し腰を落として、足幅が広がっています。

「あっ!!」

そうです。その斜めになった姿勢で後ろ足を寄せるとき、重いものを押していて、押し返されないために後ろ足は、ぐっとすり足で寄せていくのです。

つまり打突は重いものであるということ。ここに辿り着きます。打突の意識、ですね。

打突の時、打突部位の正確さは勿論、手の位置、半身、気剣体の一致を意識します。打突部位は目で見えます。手の位置はなぎなたを握ってだいたい体の中心にあるのを感じます。半身は全身です。ですが、私たちは打突の際、後ろ足を忘れて、、切り捨てていたのです。訓練によって、無意識に寄せるということはできてはいますが、心臓から、脳から一番離れている箇所まで、打突の指令を出していなかったのです。正しい、正確な打突とは、正しい送り足で完成するということ。

また、管理人は送り足は体の外側、つまり体側の脚(腰から下)を引きつけるという考えでした。しかし、お若い方との話で、後ろ足の内側を寄せるという言葉がでました。これは以前、大先生に言われたことです。内側、つまり身体の中心、コアに近い部分です。外から押す、引き寄せるよりももっと中心に近いところを意識するということ。

一つ一つですが、自分で気づき、正しいものを身につけるということ。共に歩む仲間がいます。

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