2月21日(水)、お稽古。1、2本目の難しさ。
11名(幼1)。
一体多数。
しかけ応じ3、5本目。
形3本目。
道具をつけて打ち返し。
先週、下がりながらの打突について書きました。すると、形の3本目の仕の相打ちの脛が打てなくなりました。。結構にできていると思っていたのですが。考えすぎなのでしょうか。
よく、しかけ応じ1、2本目は難しいと言われます。皆様は本当にそう思いますか?
私はそうは思いませんでした。少なくとも今までは。なぜなら、3本目以降の方が複雑な技が多く出てくるからです。ですがなぜだかしょっちゅう、1、2本目は難しい。そう言われていました。つまりは、初めに習う基本の組み合わせの1、2本目を簡単だと思って疎かにするな、ということなのかな。そう思ってきました。
昨年末の大先生とY先生との稽古で、管理人の1、2本目の打突が遅いと指摘を受けました。おそらく初心者の方を相手に稽古をしているので、それがついて出ているのだろうとのこと。相手をよく見て(レベルを見て)打突をするように。そう言われました。確かに、そうでした。ゆっくり正確には打ちを出していましたが、一本一本の呼吸が切れている。
1月の中村先生の講習会で強化の方と2本目を合わせた時、ものすごい速さなので驚いてしまいました。おそらく、私を見てその速さで打ってきてくれたのだと思いますが。。有難いというか、恐れ多いというか。
管理人は競技者としての稽古をしていませんが、このことから1、2本目についてしばらく考えていました。
初心者に1本目、そして2本目を教えますね。それから4本目。確かに1、2本目はしかけは振り上げ面、振り上げ脛、そして八相に持ち替えての側面、脛。応じは素直に真っ直ぐに下がり、なぎなたを繰り込んで応じる。そして斜め後ろに体さばきをつけて八相に構えて側面、脛。払われることが無いので、慌てず自分の感覚で打突ができる。だから初心者向けの本数なのでしょうか。
前回かその前、払いについて綴りました。体さばきをつけて払うこと。つまりしかけ(時に応じ)は払われて次の打突ができる。・・・払われなければ打突をしないで済む。おかしな逆説ですけれど。
ああ。ここに真理が隠れていました。1、2本目は2本ともしかけは自分でしかけていかなければならない。相手に技を掛けてもらえませんから。そして応じは?相手の2本目は応じのタイミングで起こすことができません。つまり、しかけが2本をどう繰り出すか。応じはよく見定めなければなりません。
これは、しかけがリードしていると言っても良いですか?
本当に難しい1、2本目。
面も脛も自分でしっかりと打ち切らなければなりません。そして直ちに持ち替えての打突。他の本数でしたら、応じられたなぎなたは相手によって技をかけられます。相手によって。相手に任せています。ですから相手との呼吸が本当に大切です。
ですが、1、2本目は?2本ともしかけから仕掛けていくから、応じの呼吸は関係ありませんか?
少し前にアトリエにいらしている方からのメールに、大先生とのしかけ応じのことが書かれていました。
『小澤先生の2本目の側面はなぜ応じやすいんだろう。。先生は脛をしっかり決めていらして、決めた瞬間の一瞬の間が、応じる方にしっかり応じる余裕をもたせてくれているからではないか。』
このメールも管理人の考えの決め手となりました。本当に良く見ていらっしゃいますね。研究熱心です。この文の中にしかけと応じの呼吸を読み取ることができます。
数段落上に書きました。しかけは2本とも自分でしかけていかなければならない。そして応じも、技の全てをしかけが起こすということ。ですから1、2本目は難しいのです。相手に頼った形ではないので、相手をさらに深く信頼しないと成り立たない形なのではないでしょうか。
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