12月13日(水)、14日(木)、お稽古。

13日、11名(内1名幼児)。

一対多数。

しかけ応じ3本目。

形5本目。

道具をつけて打ち返し。

道具を外して打ち返し。


14日、10名(内高1、中1、小3、幼1)。

鏡に向かって体さばき、上下振り。

打ち返し。しかけ応じ。

道具をつけて打ち返し。


アトリエの稽古は、良き指導者を育てる為の稽古です。良き指導者とは、まず正しい技を示すことが出来ることです。そして、正しく指導すること。稽古がお若い(浅い)方は、勿論修練の過程で選手になり、その稽古もします。5年、10年、20年、30年と続けていく中で、小中学生から始めた方は20年経っても選手であり、指導者にもなります。中高年から始めた方は5年で(2、3年で)充分な指導者になれるような稽古をします。稽古の課題は、その時、その人それぞれです。

木曜日、Hちゃんに言いました。

「最近、今までより多く注意されているの、わかるでしょう」(うなずく)

「あなたがね、先輩になったからね。初心者の方が入ったでしょう」(ニコニコうなずく)

「来年の県大会で優勝したいんだよね。だから、今までより多く、厳しく言うよ。頑張ろう」

目をキラキラ輝かせて頷いてくれました。

Hちゃんは、最近管理人に多く指導を受けています。時々納得できない表情をしていました。しかし、なぎなた歴、なんて言うのなら彼女は2年目で、もう超初心者でありません。初心者のほとんどは年上ですが、それでも彼女は先輩なのです。そして、目標があります。翌年の大会で一等になるという、なぎなたの修練の道のりの過程にある、一つの通過点ですね。 最近、皆の前で注意されて嫌そうだったHちゃんが目をキラキラさせて頷いてくれた理由、なんだかわかりますか? 自分が人より先に行っていること。だからしっかりとした技を身につけなければいけないこと。そして、大会で一等をとる目標があること。先生はそれを実現させてくれるために、多く注意してくれていること。 これに気がついたからです。

面白いもので、なぎなたに魅せられた私たちは、なぎなた道の終着点なんて想像もせずにひたすら稽古をします。昇段、昇級、大会成績等は目に見える通過点です。これらの通過点を目標にしなくても、自分自身の技の上達を知ることができます。今私たちは、通過点を含む、稽古自体に魅せられて稽古をしていますよね。それは自分の指導も自分自身の稽古も全てです。

私たちの大先生。最高位である範士でおられます。そして思ってもいなかった、なぎなたをやるなかで最高の勲章も戴きました。余計なものは持たず、しかし全てを持っていらっしゃる大先生の、なぎなたの目標はなんでしょうか?なぎなたの終着点はあるのでしょうか? それは、大先生がご自分の道場をもってアトリエKを開いた、と言うことが答えの一つですね。

木曜日、稽古時間残り20分で参加してくれた学生さんがいました。素晴らしいですね。

ご自分のなぎなたの指導について、将来の考えを話してくださった方もいました。

そして、向かい合ったばかりのなぎなたを素晴らしい課題にしてくださる方もいます。

毎日は、ご自分の人生で一番若い時です。今、この若い時、良いなぎなたの稽古をしていたと思える稽古を続けていきたいと、アトリエKは常に思っています。

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