6月28日のお稽古。

9名(内1名幼児)。

一対多数のちしかけ応じ7、8本目。

形4本目。

道具をつけて打ち返し、基本打突、地稽古。


この回は先生がお休みということでしたが、いつも通り、気を入れた稽古が出来ました。また、Y先生を中心にそれぞれが技の研究をしました。

基本打突はいかがでしょうか。技の組み合わせは何十種類にでも増やすことが出来ます。この日は打ち返しを分けた形で二段打ちをしましたが、左右面にしろ左右脛にしろ、まずは正確に良い間合いでのびのびと打つことが大事です。実戦(試合)を想定して、素早い持ち替えと打突が求められます。ただし正確に。しかし実戦ではのびのびと側面を二本続けて打てることなどほぼありませんので、基本打突のアレンジとして、二本目の側面はなぎなたを少し短く持ち替える、または下がりながら打つ等があります。

お茶の時に基本打突の応じ方のお話が出ました。ちょうど管理人もそれを考えながらの稽古をしていましたから、言葉にする機会をいただきました。Y先生から「相手(打つ方の)気をよく見て、(相手に打たせる)機を作る。」のようにいただきました。相手が中段につけているところに勝手に打って行ったら相手のなぎなたで突かれてしまいます。約束で払って等でなければ、応じる(打たれる)方は相手の気が満ちたところをよく見極めて切っ先を空け、打たせます。なかなか難しいです。しかし試合の時にはこの様なことはありません。打つ方が機会を作らなければなりません。そこで「体捌き」があります。実際の試合では相手をよーく見て体捌きをつけて打突の機会を作り、くり出しますね。または払う、誘う、等。ですから基本打突でも、体捌きをつけて相手をよく見、機を見て自分から技を出せるようになるのが狙いです。※体捌きをつけても打つ機会を掴めない方もいると思います。その場合は応じる方が気を見て切っ先を空けると良いですね。また、その回に払うという指示が出ていなくとも入りにくいと感じたら、相手の切っ先を払ってから打突もよろしいと思います。

基本打突はあくまで約束事ですが、試合に応用するための稽古であります。ですから決まったものだとしても試合でこの一本を決める気持ちで稽古をしていきたいと思います。

アトリエK なぎなた教室

茨城県水戸市にあるなぎなた教室のHPです。

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