世界は手の内で成っている?②
11月12日のお稽古ブログをupしてから続けて書きます。
このタイトルでのブログは、今からちょうど3ヶ月前に遡ります。色々な手の内を感じ、茹で卵も出てまいりました(o´艸`o)ァハ♪
11月13日の日曜日、管理人宅では毎年恒例の庭の掃き掃除が始まりました。
久しぶりに竹箒を握りまして、まだ少ない落ち葉をまとめ始めました。ほんの少し経ち、ふと、箒を握りしめている両手の感覚を感じました。あぁ、これが祖父の言った手の内なんだなぁ。。と。母が(ここでは本当に親娘の話ですので)「箒を握るのは竹刀を握る手の内と同じなんだよと、お父さんが言っていたよ」と時々話してくれていました。もう、ずーっと前から、多分20年ぐらい前からそう話していたと思います。今それがよく分かりました。同じように「お稽古は道場に立たなくても出来る。台所に立って包丁を握る手の内はなぎなたの手の内なんだよと、お母さんが言っていたのよ」と、これもずっと言っていました。私も料理で普通に使うものなので、祖母の言葉はよく感じていました。
手の内、手の内、、とつぶやきながら箒を握り、サッサと落ち葉を掃いていく。掃くその瞬間の両手の握りが、打突の瞬間の握りなんですよね。あぁ、これなんだなぁ。。って。素直に感動しました。すごいなぁ、昔の人は、武人でなくても普通にそれを感じ、武人であっても自ら掃き掃除をして無意識のうちにそれを習得していたのだなぁ。。と。
片手だけに力が入っていても、両手に力を入れ続けていても上手に掃けません。長時間掃き続けられません。脇がしまりすぎていてもダメです。肩が上がっていてもダメで背中が丸まっていてもダメなんです。
それを感じていて、まさか、、と思い、箒をなぎなたに見立て、中段の構えをしてみました。うわぁ、、箒を握った両手の手幅はぴったり中段の手幅だったんです!!!これはすごい発見だ。。そう思ってしばらく掃き掃除そっちのけで竹箒を立てたり横にしたりと確認作業です。
なるほど、長ものを扱うのには正に中段の時の手幅がしっくりくるんですね。そして体につけること。また、その長いものの一番バランスが良いところを握るということも。
足幅は?と思い、確認しましたらやはり、なぎなたの足幅がちょうど良いのです。もちろんこれらは職業癖も大いに関係しているのかもしれませんが、それにしても道具を持った時の安定した足幅というのは共通しているように感じます。
管理人は右利きなので箒を握る時に右手が下に来るのか、なぎなたのおかげかは分かりませんが、なぎなたは左手が前にくる左中段がほとんどの基本になりますよね。ですからそちらからの振りや打突の方が決まります。ひょっとして掃き掃除の手を上下入れ替えてやれば右中段も上手になるかも♪ なーんて甘い考えで握りを変えて見ましたが、ただただ掃くのに時間がかかるのですぐにやめました(o´艸`o)ァハ♪ そんなことは稽古を工夫して習得するべきですね'`,、('∀`) '`,、
年明けまで続く落ち葉の掃き掃除、今までは、なかなか終わりの見えない大変な作業と思ってやっていたことですが、これからは毎回、手の内が良くなるんだ!と思って良い姿勢をイメージしながら楽しんで出来そうです♪
どうぞ皆様もご参加、、(^_−)−☆無料で手の内と良い姿勢が習得出来ます'`,、('∀`) '`,、
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