11月12日のお稽古。
久し振りに管理人が先頭をさせて戴きました。先頭の難しさは、対象によって振り、打突の種類や速さを考えるところです。それは立つ前の段階だけではなく、先頭に立っている間も刻々と変化していきます。体さばきはどなたにも共通するところですのでしっかりとやります。八方振りはその段位に届かない方が多数いるなら上下振りと振り返しのみ等にいたします。斜め振り、斜め振り下からは初心者の方や子供にはやはり見様見真似でも難しい振りですので、その方達が少なければ上下振りを続けてもらうやり方もあります。が、管理人は上下振りをし続けるのは好きではありませんでした。子供の頃、1人上下振りを続けるのですがなかなか振り返しまでたどり着かない。大人の方は斜め振り、横振り、斜め振り下からと繰り広げているのに自分はひたすら上下振り。とうとう疲れて振りではなく腰を曲げて漕いでいた記憶もあります。子供は飽きっぽいものですから、大人との稽古の中で集中力をどう維持させるか、、自分が子供の頃を思い出してよく研究する必要があると実感しました。
しかけ応じは4本目の振り返しと6本目の小手抜き面を研究しました。振り返しで気をつけるところは、なぎなたを振り返しはじめたら直ちに体を正面に向けるところです。そして手の内、手首は常に柔らかく。自分がどういう風にやっているかを確認するには、やはり鏡が一番です。前の手が上がると同時に体は前を向きます。その時後ろの手はすでに前の手に重なります。その時、体が遅いと前の(左の)腕が体の内側に入って顔の前を通ってしまいます。なぜ体が遅くなってしまうのでしょうか。それは後ろの手の通いが遅いからです。前の手が中段(この場合は面の高さ)から動き始めたら直ぐに右手を寄せないとなりません。寄せることばかり意識すると左手を上げるのが遅くなって、そうなると前の手は頭の上でなく、左側辺りにあり、身体が不安定な、ウネウネした状態になってしまうのです。。
6本目。小手抜き面。脇構えの状態から体さばきをつけて小手を抜きます。そして身体を返しながら面。この面の打突は正面の面と同じです。しかし、斜めから振りおろしやすくなってしまいます。相手につけた石突きを真っ直ぐ、下ろすようにします。ですが身体の幅は必ずありますから、脇構えから体をかえすところまではなぎなたは多少斜めについていきます。どの辺りから真っ直ぐ振り下ろすかと言いますと、体をかえしながらなぎなたを身体に寄せ、なぎなたが身体に最も寄った辺りからになります。なぎなたが身体に最も寄った辺りとは、体が瞬間ではありますが正面を向いています。その時なぎなたは身体のほぼ正中線に重なり、真っ直ぐ振り下ろすことが出来ます。ほぼ正中線に重なると述べましたが、その時なぎなたは床に対して垂直ではありません。石突きに近い方の手は必ず腰骨についているからです。後ろになる手が体から離れないので打突時に前の手だけで打たないで済むということです。打突時の後ろの手の位置は正面の面打ちと同じになります。・・・と、まあ文字におとしてみましたが。なぎなたを真っ直ぐ振り下ろすくだりからは全て管理人の感覚です。今一度研究、確認をします。
1、4、6本目のあと、先生と一緒に鏡に向かって7本目の応じ方。そして相対して。Youtubeにupしました。払い落としから繰り込んで突きのご指導をいただきました。先生は「正しいことをお伝えしたい」とおっしゃりました。Instagramでどうぞ。
お道具は打ち返し、掛かり稽古。引立て稽古をさせていただきました。試合に繋がるように、体さばきをつけ、打突部位を呼称して二段技を打突していただきました。その時、引立てている管理人に合わせてみなさんは体さばきをされましたが、こちらが左に体さばきをすると、お相手の方も左に、右に行くと右にと、グルグル回ってしまうような場面がありました。管理人にとっては初めてのことでしたので、どうすれば良いのか、、戸惑ってしまいました。「元立ちが左に体をさばいたら、同じく右にさばいてください」と言いましたが、今、書いていてよくよくどのようにお伝えしたら良いのかと考えました。相手が右に動いたから自分も右に動く、またその反対というのは、なぎなたを相手につけているのではなく、なぎなたにつけて(合わせて)いるということなのでは、、と感じました。読んでいる皆様はどのようにお考えでしょうか。さっさと先生に尋ねれば良かったのですが、忙しさを理由に見直しておりませんでした。
本当に、お稽古は学ぶことが沢山あります。自分は誰それより上手なんて本当に言えません。仮に技が出来たとしてもそれをお伝えすることは至難の技です。先生の見様見真似でポイントをお伝えしたとしても、そのアドバイスが自分自身のものにならなければ本当の指導とは言えないのです。・・・本当ばっかりですね。。
子供達は先生に見ていただき、やはり緊張があり、大変良かったようです。ハイ、管理人も上の娘に叱り飛ばさずに済んでありがたかったです。。
0コメント