10月8日のお稽古と合気について。

9名(内小学生2名、乳児1名)。

指導者2名、既習者2名、小学生2名、海外から2名となかなか面白い組み合わせ?のお稽古でした。

一対多数は鏡を見て、主に構えを中心に基本打突の確認をしました。

それからはそれぞれ組になって仕掛け応じ、1、4、8本目、1、2、4本目、1、2、3本目の練習です。

自然体から中段の構え、足幅、足の向き。手の位置、握り、相手との間合い。

休憩の後は、管理人は道具をつけ、道具をつけられる人はコテのみ、コテとスネあて、メン以外全て、道具なしと、それぞれの打ち返しを応じました。また、薙ちゃんを使っての打突の確認もしました。

道具を外してからは県大会に出場の2組が、入退場からの演技試合形式の練習を紅白それぞれで行いました。


前回の稽古ブログの最後。

『なぎなたは相手と組んで稽古をすることですから、相手の呼吸(気の入れ方)や技を知って、心(気)となぎなた(間合い)を合わせることが大切です。初心者や子供、熟練者や年配、そして学生や強化選手、指導者や弟子、と相手の技と呼吸をよく見て仕掛け、応じる。』

このように記しました。小学生には気持ちを合わせて、と言いますが、これは所謂「合気」ですね。先生が時々お話されます。「合気になって」と。一生懸命に気を(気合いを)入れても相手と合わないことがあります。相手と合わせると言い切ると語弊がありますが、技だけでなく、気持ちも合わせるということ。なぎなたを合わせている相手を信じるということでしょうか。現代なぎなたは木で作られ、形は約束事でなされていますが、戦で使用されていた武器だったとしたら約束事と言えども相手に命を預け、つまり信頼し合うことが合気になるということではないのでしょうか。

稽古をしていて時々、本気で打つ。と言います。真剣という言葉があるように、相手を本気で切るつもりで打突するのです。・・・と言うと、なぎなたをほとんどご存じない方には恐ろしい武道だと思われてしまうでしょうが。。ええと、、本当にあの世行きにするつもりで打突するのでは無いのですよ(´・_・`)くれぐれもご理解ください。。しかし、相手が応じようが応じまいが(約束事なので応じますが)仕掛ける方は相手の部位を切るつもりで打突します。ただし、打突の瞬間に両手を締めるのです。これが打突に於いて最も大切なことなのです。たとえただの棒切れでも手を締めないで打つと自分の手が痛くなります。他のスポーツでもそうですね。野球やゴルフ。テニスや卓球。ボールを打ち返す時は必ず手を締めます。そして手首の動きも大切です。しなやかにしないと自分の筋肉、骨を痛めてしまいます。なぎなたは元は武士の戦の武器でありましたから、ぶった切れば良いのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、体(タイ)に沿わさず、ただなぎなたを振り回して伐ちまくろうとしても簡単になぎなたをなぎ払われてしまいます。。

合気の話からだいぶ反れてしまったように感じますが、真剣になるということは合気になるということだと思います。合気になった演技を見ると、まさに息を飲む、感動します。正しい技を繰り出せば、応じる方も正しく応じることが出来ると言うことなんです。(ただしそれぞれの技量にもよります)

しかし、相手と合わせるというと、相手を伺って恐る恐るになってしまう部分もあるかもしれません。相手を引き込むという感覚ではどうでしょうか。切っ先を合わせ、引き込む。お互いが引き合う感じですね。そして歩み寄る。

管理人、歩み寄るという言葉が大好きです。歩み足は、お互いが歩み寄っているような気がしています。普段は全く違う生活をしている方と、なぎなたを通して歩み寄る、つまりは心を合わせることが出来るからです。歩み寄るだけではフニャフニャな稽古になってしまいますから、引き合うことが緊張を生んで素晴らしい稽古に繋がるのですね。


3ヶ月近く、管理人のパソコンの画面にヒビが入っていました。今日修理から戻ってきまして快調♪沢山書いてしまいました。預けたのはたった二日でしたので、さっさとやれば良かったのですが。

アトリエK なぎなた教室

茨城県水戸市にあるなぎなた教室のHPです。

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