本日(8月3日)のお稽古。〈真剣の薙刀を手に取って。〉
9名(内1名乳児)。
アトリエが今年の5月に開講して3ヶ月が経ちました。来週は夏休みということで、まとめの稽古をしました。
今日は管理人は席を外したりとあまり道場内にはおりませんでした。途中から動画を撮りましたが、角度がいまいちで先生の指導シーンは半分しか映らず、、今日の夕食時に管理人の母である師に稽古の内容を聞きました。※が先生からのレビュー。
準備運動ののち、先生の元立ちで一体多数。一体多数のあと、鏡を見て、繰り込んでツキの全体指導をいただいたようです。※普段は先生、多数の方で元立ちに立った人の発声や打突部位を示す態度を見ておられました。今日は久しぶりに元立ちになったので、みなさんの空間打突をしっかりと見ることが出来たということです。
(繰り込んでツキ、難しいですよね。そして、誰にも教えてもらった記憶がほぼ無いぐらいに。。)・・・そして中段からの繰り込んでツキの技は、どの演技にも無かったような。。(´-ω-`)
のち、仕掛け応じをしました。仕掛け応じは秋の県大会の本数、1、4、8本目中心だったようです。4本目のスネ、払い、8本目の応じ、ドウ抜きメンの指導をされていたようです。
※仕掛け応じ8本目の抜いてメンも、1人の方への指導ではあったけれど、全員が集中して指導を見ていたので(つまり全員が共通のポイントだということ)、鏡を使っての確認をしたとのことです。
そののち、3ヶ月の発表ということで、仕掛け応じ1、4、8本目を一組ずつ、4チームいたしました。
Instagramに4チームの演技を載せました。それぞれ1分50秒ぐらいなので二つに分けました。オンブが終わった管理人も参加させていただきましたが、演技をするだけではなく、観ていた全員がそれぞれの良いところを述べるという、先生ならではの指導をいただきました。
それぞれの演技を終え、それぞれが良い観点を述べ、先生が見解をする。その間、先生がとても感動している様子が伺えました。本当に、この3ヶ月間の皆様の熱心な稽古の結果が表れていることを、深く喜んでいるようでした。
演技の発表で今日のお稽古は終わりました。
さあ、次はお楽しみの食事会です♪( ´▽`)
掃除、片付け、着替えを済ませ、ランチの用意です♪
アトリエが簡単に用意したランチを会食しました♪ カレー3種と、サラダ、ナン、香り米です♪ ご好評だったようで、平らげていただきましたヾ(*´∀`*)ノ 結構辛かったので残ってしまうかと思っておりましたので、万歳の管理人です♪ ありがとうございました!!!
デザートを2種。シャーベットとお持ちいただいた洋菓子、紅茶。
大いに盛り上がり、それだけで1時間は過ぎたのでは無いでしょうか(*^_^*)
そして本日メイン?!の、真剣の薙刀を皆様にご覧いただきました。
アトリエに、我が家に寝ています、真剣の薙刀。
管理人の高祖母が天狗党の乱の時、諸生党であった我が家を主人寅吉が江戸へ留守をしていた時に、その薙刀で襲ってきた天狗党の侍達を追い払ったという話であります。 。。。まぁ、大昔のお話しですね。
はい、1860年代でありますので、丁度江戸末期でございます。
薙刀は何kgあったのでしょうか?ズボラな管理人、調べておりません。たぶん、5、6kgはあったと思いますが。。4kgぐらい???
長さは、、(´-ω-`) 調べておりませんw 皆様が持ち替えた時に重さがあったとしても石突が床にバチバチと当たっておりましたので、現代なぎなたの規定の2m25cmよりはあったのかと思います(o´艸`o)ァハ♪
管理人も、以前から自宅の納戸にあったのは知っていましたが、別に触りもせずでしたので、本日晴れて皆様に知っていただきました。
なかなかの重さでしたね。そして、なぎなたを(鞘付き)持つと、中心を持っても全くバランス悪く、切っ先(刃の部分)に重く偏る。おおよそ長さの5分の2の部分を持つぐらいで、重さのバランスが保てます。長いうえに、重く、バランスが悪い。
皆でそれについて薙刀を持ち、振って話をしました。
まずは鞘を抜いて、刃をじっと観察しました。刃部。長さは35cmぐらいだったでしょうか。各名称、刃、しのぎ(鎬)、峰。それに近いと言われている形のなぎなたを思い浮かべながら、物打ちの確認。不思議と、刃の付け根?柄に繋がっている方にはしのぎがありましたが物打ちのあたりにはしのぎは無くなり、また切っ先に向かってしのぎの様な面があるということ。しのぎは、それで相手のなぎなたを巻いたり、払ったり、もちろん受けたりと、なぎなたの最も大切な箇所の一部であります。ですからそのしのぎが切っ先にある訳はないだろう、、とか。。
全く想像するしか無い中で、勝手に解釈をし、鞘をして薙刀を振ることにしました。
なかなかに重いですね!!中には重さで前のめりになってしまった方もいました。現代の私たちが稽古で使うなぎなたは650g以上。形でも900g以上。真剣の薙刀は3000gかそれ以上はあるようです。
そしてバランスが悪いということもありました。重い薙刀、先が重いのに長い薙刀。さて、どうして持ちましょうと。戦いの為に持つのなら、少し重くても中心よりは後ろを持ち、打突では無く、斬りながら引くのだから、、と。話しながら。
戦いの中でなら、きっと退きながら斬ることはほとんど無く、前進しながら斬るとしたらどのような振り、打突が有効か、、と。。真剣の薙刀。
八相や振り上げると尋常じゃなく体から薙刀が離れて不安定になってしまいます。
薙刀の重さで、身体がついていけないんです。重くてシューっと薙刀が先に行ってしまう。シューっと刃が行ってしまったら、刃は到達するかもしれませんが、斬ることは出来ない。包丁もそうですが、斬るということは、押して引くことで斬ることが出来るのですよね。
振る過程で、動作が大きくない水月への突きについて話をしました。薙刀の持ちやすいところだと、安定はしますが、打突であって、斬る(突く)という動きでは無い気がしました。少し先が重くても、その重みで相手の真髄を狙えるのかと感じました。(Instagram)
ですからいかに振った時にそれを体(タイ)に沿わすことが大切だということを知りました。
また、長く重い武器ですから、実戦ではそんなに大きく振らなかったのでは、と思いました。薙ったり、突いたり。そうなるとやはり槍の方が実戦に向いていたので薙刀は戦場では使われなくなったのだろうと感じました。
なぎなたは武道でありまして、その昔は戦で相手を殺めるための道具だったかと思います。ですが武士は職業として、国を守るためにそうしたのですね。ですから、それに真理、大義を求めたのかと思います。それが昨今流行りの武士道精神に近い物なのかもしれませんね。
真剣を目にしました私たちは現代日本に生きるものです。なぎなたを愛好する私たちは、現代のなぎなたを通して、自分も相手も大切に思い、仲良く、気持ち良く過ごせるようにしていきたいと思いました。
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