10月30日(水)、31日(木)、11月2日(土)、お稽古。水戸市体育祭市民競技なぎなた大会。やっぱり、審判することについて。

30日、6名。

31日、7名(中2、小2、幼1)。

2日、11名(中2、小3、幼1)。


この時期は本当に皆様、忙しくされています。管理人も学校、幼稚園の行事を往復しています。一週間お会いできないと寂しく感じます。来週は会えるかな、合わせられるかな。と。


11月4日に水戸市体育祭がありました。一般の段別試合です。ここ数年、参加者が減ってきてはいますが、それでも貴重な段別での大会です。

良い審判とは何か。正しい判定ができること。だけではないはずです。当然、所作は出来て当たり前。

前回、『審判員の心得』を記しました。

① なぎなたの理念・目的及び特性を熟知し実技に熟達していること

私ははっきり述べました。試合稽古、試合は好きではない、と。子供達の引き立て稽古はたくさんやります。最近は好きになってきました。それでも相手と競い合うことは、あまり好きではありません。いつだか、「合気になることが大好き。」と言ったら、「確かに試合で合気になったら駄目だね(笑)」と言われました。

そんな私が試合審判をして良いのでしょうか。試合が上手じゃないと試合審判はしてはならない?

あまりにも選手たちが上手に試合をし、審判に立つ後輩たちも大変な試合巧者です。多分、試合が好きで、上手な人だからできる審判があると思います。上手で、自分もできるから見える。そんな審判。

そんな中で審判に立っているので、正直、旗を振って良いのだろうか。そんな気持ちになる時もあります。

それでも、私は審判をすることが好きです。

水戸市の競技会は試合数はとても少なく、競技会としては短い時間で終わりました。後半、大変なこともありましたが、短い時間での審判でしたので、物凄い疲れもなく、大会終了後、手荷物をまとめている時、心から「本当に楽しい審判だった」と声がこぼれてしまいました。同じく審判に立たれた方が近くにいらして聞こえたらしく、「でもとっても難しいですね」苦笑いでそうおっしゃいました。

「審判することはとても難しいけれど、審判をすればするだけ学べて身になるから、大好きです」

そう言いました。

本当に、そうですよね。審判は、なぎなたの中で最もダイレクトに、やったらやった分の学びを得ることができることだと感じています。そして審判をするということは、稽古を積んでいるということです。だから、審判が好き。稽古の中身だったり、進度はそれぞれですが、コートの中に立った時、お互いを信頼して旗を振ったり消したりすることができるから好きです。まさにチームワーク。やっぱりこれも、合気ですね。

試合稽古は好きではないけれど、その分しっかりとひとり打突台で稽古をします。競い合いや駆け引きはありませんが、自分の出す打突が確実なものであるようにと。稽古日は最近は形の時間が増えていますが、打ち返し、もっとやりたいです。打ち返しの6本を確実な打突にします。打ち返しの試合があれば、優勝を目指すぐらいに。


帰宅して母に、「終わった後本当に心から、楽しい審判だったって口に出ちゃったの」と話したところ、「本当に審判が好きなのね(笑)」と言われました😄好きなんですが、好きと言うより、やっぱり面白い!が本当かもしれません。お稽古と同じですね。なぎなたが好きというより、好きなんですが、面白いんですよね。稽古が、なぎなたが面白い。審判も難しいけれど、面白い!なんて言うのかな、、、自分が試されている感じ?試し合いは好きじゃないけれど、観る目とチームワークを試されている感じが好きです。私にとって頑張れるところ。

うまく旗を振れなかった時は、くやし〜〜って思うけれど、次は絶対上手い、良い審判するぞ!!と思い、一生懸命に稽古ができるところが好きです。審判って、審判ばかりしていても上手くならないんですよね。もちろん、審判しないと上手くならないんですけど😆😆😆やっぱり基本的な自分の稽古を重ねるから見えてくる。

そして、「良い審判しているね!」といつか褒められたい!これはイコール「良い稽古しているね」と言うことだから。

審判すると、先生や先輩から戴くお言葉で勇気がついたり、凹んだりすることもたくさんあります。でもそれはみんな、良い審判をしてもらいたいと言う思いからくださる言葉であるから、全てを栄養にしています。

今わかることで、私が審判することが好きになった理由の一つは、選手たちが、一般の方、子供たちを含めて、大会に向けてみんなとても厳しい稽古を積んでいるのを知って、見て、一緒に稽古するようになったからです。こんなに一生懸命に稽古をしている人たちの審判をさせてもらえるとは、最高に栄誉なことです。やっぱり、命を懸けて審判をする甲斐があるものなんです。

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