7月17日、18日、24日、25日、お稽古。地方青少年錬成大会。
少し、事業が続いています。続けての担当ということもあり、稽古はしていてもそれをまとめることが出来ない状態です。反省、できていないということになるのでしょうか。
ちょっと考えてもいます。忙しいから書けないのと、今、本当に書いて良いのか。稽古の内容についてではなく、技について。最近は一つの技についてなかなか時間をとって書くことができていませんが。
一昨年、昨年、今年と、三年連続して5月に私自身の手の内が変わっています。細々とやってきたなぎなた人生で初めての経験が続いています。稽古をすればする程、自分自身に疑問を持ちます。本当にこれで良いのだろうか。そればかりです。そして、一つの技に対する考え方も三年前とは全く違います。
そんな私が技について書いて良いのでしょうか。誰もが修行中です。進化の過程です。ですが、文字に残すということは、それ相応の覚悟も必要です。ただ趣味で書いている訳ではありません。
「伝承者として」
以前、榎戸先生に出した手紙のお返事を戴いた時、そう記されてありました。伝承者として。重い言葉です。私のなぎなたは、私一代でやっていることではありません。母から、祖父母から、その上の先祖からの武の精神を、戦後からは武道となった精神を学び、伝える道を選びました。今はまだ、学ぶことにしても本当に雛の状態です。学ぶことも、伝えることも、これから一生掛けても、辿り着かない道です。
ずっと手探りです。
7月20日、21日と地方青少年なぎなた錬成大会が県武道館でありました。中央講師は中村ゆり子先生、鈴木亘先生、地元講師は横山先生、稲田先生の4名でした。二日間、おおよそ80名の参加があり、アトリエからも子供たち全員が参加しました。武道教室の子供達も参加しました。管理人は担当をさせていただき、間近で先生方のご指導を拝見し、子供たちの稽古ぶりを見ることができました。
1日目、頑張りました。2日目、午後は道具をつけ、基本打突から、掛かり稽古、地稽古。何十分にも渡ります。二日間終わった後、アトリエの保護者の皆様にご挨拶をした時、ホッとして涙が流れてしまいました。保護者のお母様たちも管理人も、同世代の母親です。なぎなたの指導者としてはもちろん、親として本当にホッとしました。1日目の参加は小学生は5名(アトリエ3名内2名道具付け、武道館2名内1名道具付け)、中学生は2名(二人ともアトリエ)で、相手は高校生と一般の強化選手だったのです。2日目もそうは変わりません。道具を着けて、高校生以上にかかっていく姿を見ていました。みんな本当に頑張りました。よく頑張った。なぎなたが好きだから頑張れる。
なぎなたは誰ともできること。
なぎなたは心を育てること。
学びました。
みんな、なぎなたが好きでやっているのですよね。
だから、仲良く 出来るはず。
ちょっと教わり方が違かったり、やり方、考え方が違うかったりするけれど、私たちは理念・指導方針の下で稽古をしています。今一度、
なぎなたは、なぎなたの修錬により 心身ともに調和のとれた人材を育成する
なぎなたの正しい指導により、
技を錬り、心を磨き、気力を高め、体力を養うとともに、
なぎなたの特性の中に生きる
日本のすぐれた伝統を学び、
規律に従い、 礼譲を尊び、信義を重んじ、毅然として広く
平和な社会に役立つ人を養う。
なぎなた人として、恥ずかしくないように。いつも先生がお話しされることです。内にも外にも。相手を大事に思いたいです。
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