八方振りの大切さ②
昨年末に、八方振りの大切さ①を書きました。
この記事の前にリブログしました。ご覧ください。
八方振り。皆様はどの様に稽古されていますか?
実に、、
一体、八方振りとは、何なのでしょうか?
試合競技はもちろん、演技競技にも、しかけ応じにも、打ち返しにも、形にもそれは明確なカタチで出ることはありません。
打突では無いとしたら、何故、なぎなたの修錬の過程にあるのでしょうか?
打突で無いとしても、上下振りと振り返しはなんとなく、正面の面と振り返しての面に応用されるのは分かります。では斜め振りは?側面?脛?? 横振りは?・・・これは、胴に近く、似ているように思えますが。でも手の位置もなぎなたの角度も全く違います。 斜め振り下から。。 なんでしょね。
何故、競技としては勿論、しかけ応じ、打ち返し、形に振りとして入っていないのでしょうか?
それとも、入っているのでしょうか?
八方振りの稽古は大切だと思いますか?
実はあんまり、重要だとは思えない。そう思われても不思議はありません。何故なら、振りが組み合わせた技に入っていない(いるように見えない)からです。
それでも先生は、八方振りは本当に大切だと説きます。
なぎなたハンドブック【二段の部】の一番始めに、八方振りについてこう書かれています。
八方振り
上下・斜め・横・斜めしたから・振り返しの順で八方に自由に、途切れる事なく極限までなぎなたを振ります。打突に必要な基本(体さばきや手の内のはたらき手の通いなどの操作法)を身につけ、正確な刃筋を修得することができます。
!!!
打突に必要な基本を身につけ、正確な刃筋を修得することができます!!!!!
体さばき、手の内、手の通い等、なぎなたの操作方法。
八方振りは打突に必要な基本を身につけられるとのこと。ですから、八方振りを稽古することは大切なのです。疎かにしてはならないということです。
本気で八方振りを修得しようと思うと、大変難しいものだということが分かります。
管理人、今は振り子は現れません(①参照)。鏡全体に映る自分の姿を捉え、なぎなたの刃筋、手の位置、手の通い全体を見ています。
本日水曜日、5週目でしたからアトリエの稽古はありませんでしたが、先生にお稽古をつけて戴きました。しばらく八方振りをしました。何度目かの上下振りでご指摘を頂きました。 !? 振り自体ではなく、下半身の使い方です。初めて知ったことです。 !!!!! 目から鱗でした。ああそうか!こう、正しく振ることで、打突の体の動き、重心のかけ方が分かるのか! 本当に驚きでした。 「ええ!?そうなの???ちょっと、触らせてください!」袴の上から母の脚を触らせてもらいました。「本当はこうなんだけど、そんなことを言葉で教えてはいけないんだ」 👀
確かに、先生はその様に振っておられました。ただ、私は見ていなかったのです。一生懸命、考えて、工夫して振ってはいました。でも、師を、先生の振りの細部までを見ていなかったのです。
私たちの先生は、誰もがご存知の様に、本当に大いなる先生、巨匠だと思います。振りや技だけでなく、先生の一挙一動から多くの素晴らしきことを学ばせて頂けるのです。こんな近くに大いなる先生がおられるのですから、学ばないとね。時間は限られています。
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