県民総合体育大会兼国民体育大会茨城県大会なぎなた競技
5月22日、東日本技術研究所武道館(茨城県武道館)大道場にて、表記の大会が開催されました。参加者の多くがマスクを着用していましたが、コロナ禍以前の明るい緊張が戻ってきた大会となりました。
管理人は昨年12月に新人戦、1月2月に強化選手選考会、4月末に関東大会予選会の審判をさせていただき、続けてとなりました。一言で言いますとね、、、楽しかった!!♪( ´θ`)ノ なんて健康的な任務なのでしょう♪私にとって。今回は久しぶりに先輩と同じコートで旗を振ることができ、なんとも言えない安心感が♡「お姉さんじゃなくて、お母ちゃんみたい!」と後ろから抱きついてしまった♡
4月末の関東大会予選会の演技競技の時、自分が見るポイントが全く変わっていたことに驚きました。稽古を重ねるということ、週4日の稽古の意味を感じました。二日と置かず稽古をすることは、なぎなたの意識が自分の中で続いていたことでした。
ここ数年、よく読む本はなぎなたハンドブックです。自分の机の一番手前に置いてあるので、何気なく手に取って読んでいます。最近は、朝晩楽しく読んでいます。初段からじっくり読み進めるのが楽しくて、楽しくて。ハンドブックをお持ちの方は、【初段の部】【二段の部】【三段の部】【四・五段の部】とあり、それぞれの段位の部で内容が被っているところがあるのはご存知だと思います。読み比べるのが面白いですね。また、初段の部でも、修行者の目線と指導者の目線で読むと受け取り方がだいぶ変わります。二度美味しい!ですね!!
連休中に読んでいたところ、【三段の部】の放心と止心。
放心 心を一つのところにとめないことです。即ち心は広く大きく、強く持って物事にとらわれず自由自在に解放して隅々に注意がゆきわたり、どんな変化にも応ずることのできる心の状態です。
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止心 心が一つのことにとらわれると、注意力が一点に凝結して、相手の体の動きや心を洞察することができず、同時に自分の心の動きも固くなります。心が一カ所に止まることは、居着くとも言い心の働きがなくなることをいいます。
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どういうことだ?! これは数年前からずっと疑問に感じていた言葉です。
放心って、確かに心は一つのところに留めていないけれど、隅々に注意が行き渡る?!心何処かに行っていることを言うんじゃないの?そんな状態でどんな変化にも応ずることができるって、どう言うこと?
止心。確かに心が一カ所に止まっていることは居着いていると言うことになるのかもしれないし、相手に対して全体を見ることは出来ない。でも一カ所に止まるって、集中力が高いとも言えるんじゃない?
関東大会の予選会で充実した旗を振った後に読んだこの二つの言葉、意味がよく分かりました。私にとって、旗を振ることだと。審判で旗を振る時、一点ばかりを見ていては審判にならないと言うこと。これが止心です。必死に審判をし、副審のエリアにまで入ってしまう主審とか。一生懸命に試合者に注目し、はじめの位置からほとんど動かない副審とか。これが止心かと。一方放心は、それこそ審判の眼。中段が合わさったところを見ているようで、両試合者を見、二人の審判はもちろん、コート全体を見ると言うこと。 競技会において旗を振るという大きな仕事を与えて頂いている私にとって、大きな気づきでした。
しかし、以前は全く気がつきませんでした。ですが昨年からずっと詰めた稽古、1ヶ月間叩き込む様にして積んだ稽古で分かったことだと感じています。連休明けからは、競技者の目線でも稽古をするようになりました。たった2週間ですが、国体予選の部で旗を振った時、強化選手と心が重なった気持ちがしました。
これで良いんだな、強く感じています。
修行者としては勿論、選手にならなくても競技者として稽古をすること。その立場で一生懸命稽古を積むことで、新たな放心、止心が見えてくると感じています。
お稽古本当に楽しいですね♪毎回、新しい自分に会っています。これから毎月競技会があり、旗を振る機会も増えます。充実した審判、良い審判をしたい!
県民総体の途中、榎戸先生に私が副審での動きをご指導頂きました。本当に嬉しい!良い審判になれるよう、一生懸命学びます。
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