令和4年度全日本少年少女武道館錬成大会(なぎなた)
去る8月7日に、日本武道館に於いて少年少女武道錬成大会が行われました。
いつから、〈少女〉が入るようになったのでしょうか。
今年は演技競技か試合競技のどちらかへの出場を選択する形となりました。アトリエの子供たちは全員試合競技で参加しました。夏休みに入り、コロナの感染状況が一気に加速し、参加を見合わせた子供たちもいました。
会場は、今年は指定席となりました。良いですね!本当、良いですね!!昔は都道府県ごとの仕切りだったので、県内の団体でうまく譲り合って、まとまって座っていたのですよ。今回は団体ごとでしたので、県内の団体でまとまることはありませんでしたが、席が確保されていると言うことは、本当に安心して受付を済ますことができました。つくばなぎなたクラブさんとはお隣同士でしたね♪ 県内でまとまって着席すると言うことは、県内の仲間を応援することにつながります。なぎなたは、敵でもライバルでもなく、『仲間』なんです。先生も生徒も、指導者も弟子も『仲間』。・・・正直に申しまして、競技人口が極端に少ないなぎなたです。だから大切な『仲間』ですよね。師に学ぶ、先輩に学ぶ、同輩に学ぶ、後輩に学ぶ、弟子に学ぶ、初心者に学ぶ、そして保護者の方からも学んでいます。
管理人(アトリエの、つまり私)、初めて監督として参加しました。大会後半の試合競技が開始してからは、、、ドキドキが止まらない!!!(審判の方が絶対良い!!!)と思わざるを得ませんでした。。ゼッタイに!審判の方が!楽しんで出来る!!(勿論、緊張もありますが)(超緊張はしません)審判は、ワクワクするんですよ!5人、3人の仲間と旗を振れること、そして選手たちがどんな競技を見せてくれるのか。
そんな監督の気を知るかのように、出場した子供たちは充分に自分達の納得した技を出してくれました。稽古の際、何が自分の上手い(得意)技かを知ることができ、試合でそれを活かすことができました。また、自分の得意技を封じられたとき、どうすれば良いかを学ぶことができました。素晴らしい成果ですね!!
今回、コーチとして高校1年生になったHさんに参加していただきました。とても心強く、嬉しかった!去年、一昨年と錬成大会に参加したかった思いがあったと思いますが、来年、再来年とコーチとして皆んなを、妹さんを応援してくださいね!ありがとう!
そして、5コートと6コートのコート審判主任はお二人ともアトリエの先生でしたヾ(*´∀︎`*)ノ 3分の1の確率で、当該コートの審判員になれたのか・・・惜しかった!
日本武道館の錬成大会では、本当に色んな方に出会えます。審判員として参加されている方々は超忙しいのでご挨拶はできませんが、監督、役員として参加されている方。その中で、およそ30年振りとなる出会いもありました。受付を通した後、座席で二つ前に流山なぎなた連盟さんがいることに気づきましたが、お昼休みにその人は会いにきてくれました。今回は4コートの役員をやっているとのこと。管理人の同級生で(学校は違いますが)、同じく子供の時からお稽古をしていた方です。小学生、中学生、高校生と隣の稽古場でお稽古をされていました。数年前から流山でお稽古を再開されたと言うことで、インスタのアトリエを見つけてくださり、時折メッセージをやりとりしていました。 休憩の時、お忙しいのにわざわざ客席まで会いにきてくださって、嬉しかった!ありがとう!!27年ぶりぐらいでしょうか。アトリエの旗を掲げていたことで、見つけて来てくださいました。話をするには時間が足りませんでしたね。次はいつ、会えるのかな?
前回のブログで、母が「子供の頃なぎなたをしていた記憶、楽しい記憶が残ればいい」と話していると記しました。そして私は、「大人になって再開してくれたら更に嬉しい」とも書きました。 なぎなたを子供の頃からやっている人で、100人に1人、続けてくれたら嬉しいことです。進学等でやめて行った人がいつの日か1000人に1人、再開してくれたら、本当に喜ばしいことです。この数字はそれぞれの稽古場で変動することと思いますが、いかにお稽古事を続けることの難しさを現していると思います。
今、北カリフォルニアなぎなた連盟の理事長をされている方が中学生の時、部活の指導に行かせていただいていました。その方が丁度5年前の8月、このブログを見つけてメッセージをくださいました。
その10年前、武道館の錬成大会でお会いして、
"なぎなたを続けていたらまたどこかで会えますね”
と管理人がお話ししたらしく、「いつかまた、先生とお稽古ができたら幸せです」と締めくくってくださっていました。
「なぎなたを続けていたらまたどこかで会えますね」
そんな太祖れたことを20代の私が言ったんだな、と。まだ若かった私ですが、一生をこの道で歩んでいこうと思っていたのかもしれません。
メールをくれた彼女には3年前、アトリエでお会いできました。中学生の時から20年以上経って、本当に立派になられていました。 、、学校の先生って、いつもこんな素敵な出会いがあるんですね、きっと。
なぎなたを続ける、それは子供のうちからも、大人になってからも、そして再開することも。特にマイナーな競技、武道であるなぎなたは稽古場を見つけることでさえも難しいことです。ですが今、お稽古ができる環境にいられる私たちは本当に幸せですね。そして、過去、なぎなたに触れることができた方も幸せだと思います。保護者の方に感謝、部活であったことに感謝、自分で選べたことに感謝。そして全ての方が、明日からもなぎなたに触れられますように。
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