命懸けの稽古。
4月、5月、6月と母と管理人は大変気を詰めた日々を過ごしました。母曰く、「あなたの審議・審査会があったから」とのこと。4月は2種の前期、5月は本部審査、6月は2種後期と審査会。2種は地元でした。5月の本部審査会は母は錬士は審議員ではなかったのですが、審査会場では会いました。勿論帰宅も一緒でした。6月の審査会は本部審査員として、また地元審査員として母が審査員の1人でした。2種の審査会から帰宅した時、母の顔から今までに無い程の疲れが出ていました。「あなたがいたから一層疲れました」こう言われました。すみません。。ありがとうございました。もっと稽古します。これだけです。
6月半ばからはひと段落したことで、気分を変えて稽古を続けています。稽古の話は変わらず毎日何時間も話しています。
命懸けで稽古をしていますか。
ある時管理人が母に言いました。「命懸けで稽古してるよね」「そうよ。命懸けで稽古しています」
そうです。稽古は命懸けでしているのです。形5本目の打ち落とし。打は命懸けで振り返して面を打ちますね。なぎなたのしかけ応じ、形の稽古の中で最も危険な技かもしれません。仕が退がるタイミングがずれたら大変なことです。仕も命懸けで体捌きをつけて打ち落とします。
稽古は信頼しているから成り立つ、と以前書きました。
先生は、お稽古で毎回、ほぼ全員の方と相対します。でもそれは、その一時だけでしか向かい合えませんので、指導に当たるとしても命懸けで相対しています。
命懸け。稽古は勿論一生懸命ですが、一生懸命とは違います。そして命を削るように、、とも違います。研ぎ澄ませる。これが近い言葉かもしれません。
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