3月15日、18日のお稽古。間合いについて。

15日、11名(内1名幼児)。

一対多数。

間合いの確認。面を受けて、正しい間合いから巻き落とす。または、面を応じて正しい間合いから払う。しかけ応じ3本目、5本目は胴、振り返して面と徐々に間合いが広がってしまい、最後の技が遠く、到達できていないということです。 技をかける時、応じる時、体捌きは大切です。

形は1本目。

道具をつけて打ち返し。

https://youtu.be/VycGtpLtjWc 間合いについて


18日、8名(内2名小学生、1名幼児)。

一対多数。

同じく間合いの確認。

形、1本目。

道具をつけて打ち返し。

https://youtu.be/NPygtU2o0K0 一対多数(先生による子供への声かけ含む)

https://youtu.be/U-EWQaheEWM 5本目の払い。


形の無構えについてです。新しく形を覚え始めた方には特に、意識して早めに覚えていただきたいと思います。自然体からすぐに無構えをします。また、折敷からも無構え。一本一本の始めと終わりにも必ず無構えがあります。1本目でわかりますように、新しく、難しい技が7本目まで、打・仕とあります。新しい技や順序を覚えるので本当に一杯になります。その時、無構えが疎かになってしまう恐れがあります。ですから、今、1本目、勿論大変ですが、早めに無構えのポイントを押さえて取り入れるようにしましょう。無構え。自然体からですと、刃を外にし、切っ先を下ろします。その時自然に物打ちが自分の中心線に入るように、重く大切に下ろします。無構えになる時、呼吸を静かに吐き出しながらだと上手くいくでしょう。土曜日にお伝えしましたように、多少、内側に入れる気持ちでも大丈夫です。管理人、刃部が外側になる人はよく相対しますが、内側に入りすぎる人には出会ったことはありません。


間合いについて。

正しい間合いとは何か。よく考えます。

実際、自分の面をよく測って体捌きをつけて応じようとしますと、かなり体捌きをつけないと応じ切れません。なぎなたを縦たり前の腕を縮めこんだりと無理な形になってしまいます。しかける方も相手の面をその位置から打突しますと、一歩目をだいぶ踏み込まないと届かないことがあります。ここに不思議が生じます。自分の面ならまだしも、胴を応じる場合、実際の胴の位置まで体捌きをつけて応じることはかなり困難なことなのです。皆様も一度は練習したことがあると思います。相手が動かずに相手の胴を狙って寸止めの稽古を。とてもじゃないけれど余裕の一歩では届きません。脚力があれば容易なのでしょうけれど、多くの人はそうではないと思います。実際脚力があったとしても摺り足で跳ねるような上下動をなくして届かすのは難しいと思います。

当たり前に無理なく、体捌き一歩で応じられる場所がその人の打突部位なのではないのでしょうか。本当のことを考えますと、身長170cmの方と155cmの方を相手にして、しかけが同じだけ踏み込んだ場所が相手の打突部位のはずはないのですよね。なぜなら相手はそれぞれ15cm背丈が違います。もちろん体捌きの一歩の幅も違うからです。これにはしかけも応じも熟練の技が必要になってきます。応じは勿論自分の本当の打突部位を応じるのが一番ですが、上段者の場合、しかけの技を見極め、それに合わせた体捌きが必要となります。ただし、しかけが足が大変効いて踏み込みが深いからといってそのまま大きく体捌きをつけて応じてしまっては、双方にとって正しい間合いが皆無になってしまいます。例えば相手が初心者や子供の場合、体捌きは小さめにしますね。それは上段者として配慮するところです。しかし相手が熟練者だからといって、正しい間合い以上に入り込む場合、それに流されて応じないようにしなければなりません。

本当に、、難しいことです。しかけは思い切り打突する、と、よく指導されます。しかしその思い切りとは、大きく踏み込むということではないということです。しかけも応じも、そのようなことがわかるまでにはだいぶ稽古を積まなければなりません。

以上は形やしかけ応じの場合です。道具をつけた打ち返しや基本打突の場合にはその時に応じて間合いが変わります。道具の稽古は試合に通ずることを考えての稽古です。相手が伸び伸びと打突出来るように、大きく体捌きをつけたり、、実際試合では遠間からが有利ですので。

ですが道具をつけたからといって、大きく踏み込むことが良いというわけではないのです。跳んだり跳ねたり、上下動があったり。摺り足、半身から遠のかないようにしないと。踏み込むだけでなく、送り足や打突の精度(手の内)等も磨かないとなりません。

あぁ、難しいことです。難しくて、楽しいですね。




アトリエK なぎなた教室

茨城県水戸市にあるなぎなた教室のHPです。

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