3月8日、11日のお稽古。
8日、12名(内1名幼児)。11日、9名(内2名小学生、1名幼児)。
久し振りの水曜、土曜共に全員の参加でした。
水曜稽古。一対多数。振り上げをご指導いただきました。15分近くの研究。長めの動画です。
しかけ応じ5本目。先週の3本目に続き、胴振り返し面、その応じが中心の稽古です。胴を打ち切ること、相手の払いをもらって振り返すこと。約束事ですが、定規を当てるように勝手に進めないこと。相手との呼吸によって完成させること。
形は1本目。先週から形を初めた方も一緒に折敷から1本目を繰り返し研究です。先週、管理人はなやした時の後ろの手の位置を指摘されました。この日、先生の仕をじっと見て自分でやってみたところ、自然になやす時も後ろの手は体に沿った状態でした。先週はなやすのに後ろの手が鼠蹊部近くまできていたのですが。よくよく考えましたところ、管理人は突きをなやしではなく、応じていたのです。応じていたので(胴を応じる時のように)後ろの手が内側に入ってきていたのです。それは、新春稽古会でやったきり、通常稽古では形をやらなかったおかげで、すっかりなやすことを身体が忘れていたのでした。でも、この日自分でそれを理解・認識できましたので、その先に繋げられると感じました。
道具をつけて打ち返し、基本打突。
土曜稽古。一対多数のち、しかけ応じ5本目。小学生も初めて5本目に挑戦しました。
応じの払いは勿論、踏み替え足や手の位置、体の開きが大事と言われます。段階にもよりますが、自分がどう動くかを考えるあまり、接点を大切にすることを忘れてしまう時があります。相手の振替して面を応じての払いです。 5本目の払い、これは7本目の払い落としより難しい技なのではないのでしょうか。毎度、管理人は書いていますが、5本目の払いほど曖昧な技はないのでは、、と思うほどです。「音が違うでしょ」と先生はおっしゃいます。はい、その時はわかります。確かに数回やったものより音の響きが違います。しかし、別に稽古をしますと、その「音」とは何か、わかりません。多分、正しい払いが出来ていないので勿論その「音」は発していないのだと思いますが。そしてその「音」は、自分の払いだけでは出せない「音」だと思います。相手の面を打ち切ったあとの手の内も、「音」を作る一つなのでしょう。
形は1本目です。動画を添付しました。
道具をつけて打ち返し、基本打突。
この日、管理人は先生と5本目をし、払いにわずかな手応えを感じました。それは音で感じ取ったものではなく、勿論打突した時の手の内の感覚です。踏み替え足、体の開き、払いの角度、払った後の腕や手の内、それぞれ納得いくものが出せました。しかしあと一つ足りません。先生と向かい合った少しの時間で、面を応じた時の後ろの手の位置に注目しました。管理人は面を応じた時の後ろの手の位置が少し低めだったようです。その時は(もしかして・・・)という気分で3cmほどあげてみて払いました。払った瞬間、あの手応えを感じました。音は意識しませんでしたが、おそらくあの音が出る時に生じる手の内の感覚だと思います。 稽古の最中、自分で研究しました。管理人は胴を応じる時も手の位置が少し落ちていました。角度をつけて応じるために無意識にそうしていたのだと思います。でもここ数年、先生に時々言われていたのですがね。自分の中でその位置が心地が良かったのでそれで良いのだと思い込んでいました。(馴れでしたね)応じる手の位置が下だと、腕が伸びて前の手で応じやすくなってしまいます。その調子で面を応じていました。 正しい手の位置で5本目の払いをしてみますと、応じから払う瞬間までのなぎなたの過程が今までと全く違うものでした。つまり手の内も腕の使い方も全く変わったのです。 (ちなみに面を応じたなぎなたを立て過ぎていると言われたことがありますが、それは後ろの手の位置が落ちていたので、なぎなたを立てないとなぎなたが体から離れてしまうように感じていたから立てていたということです。)
いつもいつも先生にご指導をいただきます。修正するところ、更なる技の上達に繋がるところ、色々とあります。修正は本当にいつも自分で意識をしないと治らないのですよね。子供なら身体の成長とともになぎなた自体や、手幅も足幅も変わります。打突部位の幅も変わります。ですからそんなに煩く言わなくても、基本的な体の開きや足の向き、振り上げ等がきちんと出来ていれば成長と一緒に見守ることができます。しかし大人ですと、一度ついた癖はなかなか治りません。上体が傾くと言われても、真剣な稽古中にはなかなか自分でそこまで意識することは難しいです。相対した稽古が終わって後悔することも多くあります。ですが徐々にその技と意識をする感覚の間隔が狭まってきます。技を出した後に、(ああ、またやってしまった。。)と後悔するようになります。そしてそれは、技を出した直後に(あっ!これのことだ!)と気がつくようになります。これを繰り返して、技を出すその瞬間に気がつき(大抵は気がついただけで正しいものは出せませんが)、集中して相対している時でも技を繰り出す時に注意して出すことが出来るようになります。そしてそれがいつの間にか自分の技となっています。管理人は幾つもこの課程を通ってきました。まだまだ沢山通らなくてはなりません。しかし、たまに閃く時があります。それが先に記しましたように、技の研究をしている時に自分の手の位置のズレに気がついたことも閃きです。いつも先生に言われてきたことなんですけどね。自分でこれだ!!と気付いた時は絶対に自分のものに出来るはずです。
久しぶりに長く書きました。お読みいただきましてありがとうございます。
https://youtu.be/dGkHr0ddpsA 3月8日。振り上げ。
https://youtu.be/HDw6xF1C7j4 3月8日。5本目。
※ ↑ お一人1本で大変短い動画でしたので皆様まとめて編集させていただきました。15分ぐらいです。
https://youtu.be/Jq5uc4DJTOM 3月8日。形1本目、無構え。
https://youtu.be/5pCr5TJ4RX4 3月11日。形1本目。
動画を編集していて思い出しました。水曜の形の稽古の時、1本目のなやし巻き落として突き。このタイミングを先生にご指導いただきました。巻き落として一息つかないということですね。呼吸としては巻き落とした時に吐いたと思いますが、その息で一突。というところだと感じています。ですから巻き落としではそんなに大きく息は吐きません。続けての突きで吐き切る間隔でしょうか。巻き落としで吐き切っては突きが苦しくてヨレヨレになってしまいますから。ちなみに管理人はなやし巻きまでは少し吸っています。一、二でゆっくり吐いてなやし巻きでほんの少し吸い続けて落としで吐き、突きで吐き切ります。
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