12月3日のお稽古。

8名(内小学生2名、幼児1名)。

一対多数のちしかけ応じ1、2本目。

一本一本、正しい打突をご指導いただきながらの稽古でした。まっすぐ振り下ろすことの難しさ。体捌きをつけてまっすぐさがりながら応じることの難しさ。一つ一つの技もさながら、半身の姿勢でいることの難しさを感じた稽古でした。気が緩むと、ではなく、気を入れていても体が前を向いてしまう。これは自然なことです。人は前を向いているのが普通の姿勢なので。それから見ると、なぎなたの半身は無理な姿勢であります。ですが扱っているのは背丈よりも長いなぎなた。半身にならないと扱いきれないのです。半身になって大切なことは、手幅、足幅ですね。広すぎてもなりませんが、狭いと半身になれません。打突の際は肘も不自然に曲がってしまいます。

先生からのご指導で、両手を締めて。とありました。毎回ですが。両手を締めて打突する感覚は大変難しいですね。少し前のブログで竹箒を持った時の両手の感覚だとお伝えしました。それでも、実際打突する時には振り下ろしたりとの動作が入ります。締めて!と言われて、手首の柔らかさを失って押し付けてしまったりとしがちです。結局両腕や肩に力が入ってしまったりするのですよね。

管理人はしばらく考えて、両手のことは考えないで、打突をしたら半身になることと、手幅をしっかりととることだけを考えて振り下ろして見てくださいとお伝えしました。どうでしょうか。「打つ」と考えてしまうから力が入ってしまいます。もちろん最後に軽く手を締めないとボコンという打ちになってしまうかもしれませんが、力を入れない状態で自然に振り下ろしたならば、なぎなたが打突部位に当たった(打突したわけではない)場合でも痛い打ちにはならないと思いました。まずは半身であること、半身になること。これが最も大切ななぎなたの特徴の一つですね。打つことより意識しなければならないことだと思います。打突はその次です。時々、なぎなたを持たないで体捌きの練習をすると思います。なぎなたを持つと打つことばかりに意識がいってしまいます。なぎなたを持っても軽く握っているだけで半身と手の幅足の幅を意識してみると力は必要ではありません。それから徐々に打突というものを意識させることが大切かと思います。

これはきっと熟練者になっても同じことだと思います。一度、感覚をリセットさせるということです。なぎなたを持つと自然と肩があがってしまう、中段の手の位置が体から外れてしまう、体が前を向いてしまう等々。これらは少しづつ付いてきた癖です。誰もが持っていることです。それは心構えについてもですね。

アトリエK なぎなた教室

茨城県水戸市にあるなぎなた教室のHPです。

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