11月2日のお稽古。

13名(内1名幼児)。既習者の体験でお二人参加されました。大人12名ですと、アトリエはなかなかに混んでおりましたね。

この日のお稽古は、アトリエの今までのお稽古で最高のものだったのでは。と管理人、深く感じております。また、先生もそう感じていらっしゃいました。おそらく、皆様も、、と思っております。

一対多数。

しかけ応じ7本目。脇構えと上段。しかけは脇構えからの胴。応じは上段の構えから自分の胴を体さばきとともに応じる。続いて胴を払い、払われたしかけは払われた力を利用して振り返して面。応じは自分の面を体さばきとともに応じ、もう一度払う。しかけは払われた力を利用してもう一度振り返して面。応じは自分の面を応じ、その場で踏みかえ足で体を開きながら柄部で相手のなぎなたを払い落とす。同時に繰り込んで石突きで突く。残心、中段。しかけは持ちかえて中段。6歩歩み足で元の位置まで戻る。

しかけの二本の振り返し面は全く同じ技ではありません。それぞれ始点が胴を打ったところと面を打ったところ、違いますね。そこから払われての振り返し面です。もちろん、両手が頭上で一つになってからは同じ振り返し面ですね。振り返しで大切な点は両手が上がった時にしっかりと体を正面に向くことです。そして手の内手首は柔らかく。

しかけ応じは7本目一本だけでしたので、応じの払い落としも一人一人細かくご指導いただきました。この払いは踏みかえ足がポイントです。正しく同じ場所で踏みかえること。また、開く足は正しい足幅に開くこと。手も大切です。分解して研究しました。なぎなたは直ぐに石突きが上がります。その時右の手は右の腰に直ちに沿わします。同時に左足(後ろ足)は右足(前足)と揃い、直ちに体を開きます。手は前になった左手を通わして相手のなぎなたを払い落とします。

管理人は7本目の払い落としは比較的好きな技でしたので、何人かの方にお伝えさせていただきました。7本目の払い落としというと、かなり難しい技という認識が一般的なのかと思います。ですが管理人はそんなに難しく感じたことはありませんでした。なんと言うのでしょうか、他の技、例えば打突技は自分が完全に移動します。また、相手も動くので気剣体の一致はかなり難しいと感じます。ほとんどの応じ技も自分は体さばきをつけます。でもあの払い落とし技は、あの場で済む技ですよね。相手のなぎなたは静止したところ、自分が体をかえれば済む技です。(まあ正確に言うと、どんな技も相手が腕をつっぱっていると技をかけにくくなります)気をつける点は踏みかえ足、手の位置、手の通い。勿論握りは柔らかく。そして意識するところは、引き足と右手。払い落とすなぎなたを意識するとどうじても前の手で払いやすくなり、なぎなたは体から外れてしまいます。・・・といっても、5本目の払いは全然出来ないのですが。。 

形は1、3、4本目です。4週連続して同じ本数とあって、皆様、上達を感じているのではないでしょうか。

道具をつけては打ち返しを2回、地稽古を2回。

この日はしかけ応じにだいぶ時間をとりました。


皆様、お稽古はいかがでしたか?人数が多い分、先生に合わせていただけなかった方もいると思います。そしてスペースがなく、なぎなたを振ることが出来ない時間もありました。ですがとても充実した稽古の時だったと思います。なぎなたを振る場所がないときには、いつも先生のご指導を学ぶ時間ですね。技としても学ぶことが出来ます。

この日は初二段の方々が参加されましたが、長く稽古をしている私たちはその方達からも学ぶことは沢山あります。その方達が先生からご指導を受けているところ、そして、その方達と自分が合わせたところの呼吸ですね。段位・称号が上だから偉いことはありません。上だからこそ、手本になれるような態度・技でなければならないのですよね。 と書きましたが、序列はあくまで序列。お一人お一人、知り得ないだけでみなさま素晴らしいかたであります。

管理人なんて、少し年の離れたお姉様、お母様世代以上の方々とお稽古をして、また、先生と呼んでいただくこともあります。いつも、人生の先輩、大先輩にご指導させていただき、先生と呼んだいただけるなんて、、本当にありがたく、そして申し訳なく思っています。だけども、どの方ともいつもなぎなたで相対する時には同じ気持ちです。それは先生に対してもです。勿論上の方にお願いする時には、胸をかりて思い切り掛かっていきます。そして下の方とは相手の良い技を引き出せるように。それぞれの方との呼吸も意識しております。つまりは自分の技をしっかりと出せなければ難しいのですよね。それは、若い段位の時には出来なかったことです。

今管理人が稽古の中で訓練していることは、合気になりつつ相手の技を見ることです。これは本当に難しいです。ですから、相対している時、管理人はあまりポイントをお伝えしたことは無いと思います。。この日のお稽古のように、外から見て、つまりその方の稽古を見てのお伝えは時々させていただいていますが。ですから合気でいて相手の技をしっかりと見ることが出来るように、先生から学んでおります。

人生の先輩、大先輩とお稽古が出来ること。これは母親の言葉として先生から私が十代の頃から聞いてきた言葉です。また、年齢よりもそれぞれが歩んできた道を尊重して接するということも。

少し、管理人の視点を多く述べさせていただいたログになりました。

なぎなたって素敵ですね♪


アトリエK なぎなた教室

茨城県水戸市にあるなぎなた教室のHPです。

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