家族稽古。
4月2日から、休館をしておりますアトリエは、水曜日と土曜日の稽古日には管理人家族で稽古を続けています。
4月24日からはラマダン月の断食が始まりまして、それ以前は管理人夫は金または日曜日に稽古をしていました。毎年おおよそ10日づつ上がってくるラマダン。昭和の日は全員で稽古着袴で稽古をしました。今年は新型肺炎の影響で仕事が減っている夫は、ラマダン中はほぼ家庭の人になるので、稽古も一緒にやる予定です。
動画、70分超です。始めの礼と準備体操は映しませんでしたので、一対多数から。稽古は始めから終わりまで90分でした。打突台の薙ちゃんが映っていなかったので、下の娘の凛々しい打突をお見せできないのが残念ですが、想像してください。2月の始めに下の姉が一時帰国してから、一緒に稽古をしています。
上は範士、下は年長まで、小学生、大人の初心者、中上級者6名の家族稽古。なんてことはない、普通の稽古です。気楽に(とばして)ご覧ください。
※9分20秒辺りからしかけ応じになりますが、その時の下の娘、物凄く速く大ママ(おばあちゃんで大先生)のところに走っていく姿が素晴らしい‼︎しかもちゃんと叔母さんの後ろを通って行くところが偉い‼︎
管理人が地稽古や試合が好きではないの、ご存知だと思います。ずっとモヤモヤしていました。地稽古をやりたいような、やりたくなくて、やらなくちゃならないような気がしていて。人には得手不得手がありますから、無理に好きじゃないことをやらなくてもと。私は、打ち返しと審判が好きなんだよー。と。今一緒にいる下の姉は、地稽古、試合、好きなんです。
休館になってからの稽古で、姉と地稽古をしました。まだ数回ですが。
あのね、とっても楽しいんです。地稽古が楽しい、なんて、管理人の口から出ている!嵐が来たらごめんなさい。多分、後輩相手と固まらない自分がいます。でもそれだけでは無く。清々しく、しなやかな感覚の相手で、恐怖を感じないのです。まるで20年前の強化練習で、K先輩、H先輩の胸を借りたかのよう。もちろん姉は15年以上ぶりの稽古ですから、際立つ技などありません。しかし、ちゃんと伝えられたなぎなたで軽やかに試合をするのです。アトリエで姉と合わせた方ならお分かりになると思いますが、素直に、大先生の、そのまた大先生のなぎなたをするのです。
休館になる前、姉と道具をつけての打ち返しをしました。姉の打ち返しを応じた瞬間、「これだ!」と思いました。私と同じ打突だったんです。
通常、人は自分の打突を応じられませんよね。ただ、なぎなたから手を伝って全身に響く感覚でしか感じられません。ですがね、姉の打突は、特に正面の面打ちは私そのものだ!と感じられるのです。自画自賛になりますが、すごい打突だな、と。
そのことがあり、姉と地稽古をしたいと思いました。本当に、しなやかで軽やか。引っ叩き合いではなく。なぎなたの薙の線とはこういうことかと分かります。皆様に知っていただきたいです。それは競技ではなく、武道としてのなぎなたなのです。
久しぶりのブログ、動画編集、楽しくできました。
もう1ヶ月、頑張りましょう💪
0コメント