3月6日(水)、7日(木)、お稽古。
6日。6名(幼1)。
一対多数。しかけ応じ3、5本目。
形。
7日。10名(高2、小4、幼1)。
一対多数。打ち返し。
しかけ応じ。薙ちゃん。
薙ちゃんを順に打突しました。人の打突を見ることは良いことですね。
確実な打突。気剣体の一致とは言いますが、確実な打突とは、皆、やる気は満ちています。剣と体。なぎなたをどう扱うか。体に沿わせてと言いますが、打つんです。いつまでも体に沿わせていて、前足の到達の時に後ろの手を水落に、または前の手を差し出す様にしていては打突ではありません。ただ持ってきているだけ。
打つってなんでしょう。なぎなたは長くて半身になる必要がありますから、ややこしいですね。太鼓を叩く時、しっかり手で打ちますね。手首を使い、腕全体、肘も良く使います。なぎなたも両手で持ちますが同じ。前の手も同じように使います。前の手で打っちゃいけない!?そんなことありません。両方の手を使います。力の配分は同じぐらい。でも、八相の構えから側面、脛に行くときは、前の手の振り幅は後ろの手よりもずっと大きくなります。ということは当然前の手でなぎなたを打突部位まで持っていかないと、打突自体が遅くなります。理想は前足の到着と同時に打突し、同時に送り足がつく。しかし、前足が動いているのに後ろ足も同時に動くなんて芸当、ジャンプでもしない限りできません。ほんの僅か、コンマ何秒ではありますが、前足がついてから、打突と送り足が入ります。前足が到達したときに打突が入る、それから送り足では打突がブレてしまいます。
◉前足をついてから、物打ちが到達して同時に送り足。ちぐはぐに思えますか?
◉前足をついた時に物打ちが到着していて、それから送り足をつける。これではどうですか?
半身から半身で打つことが持ち替えの打突の最大の威力です。
以前、打ち返しは準備体操だと思っていたと話してくれた方が、アトリエに通う前は、打突はいちいち八相に構えなくたって、早く打てば良いんだと思っていたと話してくれました。とても素直な気持ちを話してくれて嬉しいです。分かります。確かにそう思うんです。そして確かに早く確実に打突ができれば良いんです。でも、八相の過程を通らないと「確実な打突」は打てないんです。それは八相に構えてから打つことではなくて。初心者への指導は、中段から八相に構えて打たせます。「イチ、ニ、」から徐々に「イチ、」の速さで持ち替えて打てるような練習をします。八相の過程とは、やはり腰につく手のことです。上級の練習ですと上にくる手は耳の近くまで寄せる必要は当然ありません。腰にくる手がちゃんと働いていれば良いのです。大事なのは半身であること。半身から半身が持ち替えの打突の最大威力を発揮します。また、道具をつけていれば当然、構えた下の手は腰につけることはできません。道具がありますからね。胴の幅もあります。ですから如何に元になる手が大事か。上になる手の肘の向きも然り。耳の近くまで引く必要はないとなると、急に構えが小さく、肘が落ちたりしないように。打突は前の(上の)手と肘と腕全体で、打つのです。そこに体が伴う。
このことは、自分ができて、つまり理解していないと指導はできません。理論上は理解していても、体現していないとできなくなり、実際はどうだっけ?となってしまいます。
アトリエの体験チラシ、好評です。お稽古をやっている方は一度は訊かれた(言われた)ことがあるであろう文句を左にしました。なぎなたってなんだろう?色々説明があります。でも、色んな説明を載せてもやってみないとわからないことです。他のなぎなたのHPは必ず説明してくれていますので、他と同じ様な言葉をなぎなたの紹介で載せる意味があるのか?そう考えました。アトリエのHPに行き着いた方は必ず、なぎなたに興味があります。だからなぎなたの説明は載せません。アトリエはどういう稽古をしているか。そこに興味を持っていただければ幸いです。
そして今日、久しぶりにHPの作成・運営に関する会社からお電話をいただきました。集客が目的ではありません。そうお話ししました。競技人口が少ないなぎなた。他の指導者は何を思って指導するのか。どんな稽古をするのか。どんな心構えで稽古に臨めば良いのか。技の工夫は。皆が想像することです。指導者として伝えきれない思い、沢山ありますね。本当に、本当は体で示すのがなぎなたなのですが。それでも言葉でお伝えできる環境にいますので、そうさせて頂いています。
海外からアクセスしてくれているなぎなた修行者、お友達もいます。国内でも違う分野のお友達、そして多くのなぎなた関係者の方々。理事長クラスの先生方、選手権クラスの先輩、先生方。実は管理人、、物好きな人たちもいるもんなんだな。(失礼!)と思っています。結構繰り返して書いていることもあるので、よく飽きずに読んでくださって。なにか、面白いんでしょうか。アトリエのブログでなぎなたの魅力が伝わるのでしょうか?上の段落でお伝えさせて頂いているとか書きましたが、はっきり言って、ただひたすら稽古の内容を書いているだけです。そしてほとんど管理人の独自の発見、工夫。もちろん先生に確認を取るときもありますが。
2016年の6月からブログを書き始めました。3年間、アトリエは、自分はどう成長したのだろう。
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