9月6日(木)、8日(土)、お稽古。
6日、11名(高3、小3、幼1)。
一対多数、しかけ応じ。
道具をつけて打ち返し。
8日、10名(高1、小3、幼1)。
一対多数。
鏡に向かい、基本。基本。基本。
道具をつけて打ち返し。
しかけ応じ。
6日。だいぶ若い世代のお稽古でした。
基本がね、大事なんです。基本が成っていなければ、打突が決まるはずがない。稀に当たって、旗が上がるだけ。では基本とは?構えです。振りです。一本の打突です。そして打ち返し。管理人が大好きな打ち返し。今回は高校生と合わせました。打ち返しは6本の打突を続けて繰り出す、地稽古への準備運動でしょうか。打ち返しって、なんだと思って稽古していますか?基本の打突を正確に連続して出す稽古なんです。それにはまず、一本の打突を確実にしなければならない。一本一本を、大事に思ってください。良いですか。相手の大事な頭を打つんです。身体を打たせてもらっているんです。
管理人ね、ますます打ち返しが好きになっています。始めの正面の面の一本。絶対に決める覚悟で打ちます。絶対に、決めるんです。その一本に命をかけています。相手が誰であろうと。そして、全ての打突を決めるんです。決めようと、命をかけて打突しています。でも、それがなかなか決まらないんです。それでも、気を入れて、心からの打突を繰り出すんです。 だって、そうでもしなければ、お相手に失礼でしょう。頭、打たせてもらっているんですよ。正しい打ち出さなければ、なんのために稽古しているんですか。 決まらない打突ならば、打突台が相手で充分です。でも、うちの薙ちゃんは大事にしてくださいね。
受ける方もですよ。命かえて受けるんですよ。頭打たせるんですから。それ、来い! 堂々と打たせるんです。
こんなこと、信頼しなければできないこと、私たちはしているんですよ。だから、仲間を信頼しましょう。信頼しているから、出来るんです。
8日。頑張ってお稽古に来ました。
始めから15分、鏡に向かって基本動作をしました。そして道具をつけて(面以外)10分。ただひたすら基本です。子供なら飽きて当然です。管理人もかつて、飽きていました。高校生でも、大人になっても、飽きていたことがあります。 しかし、アトリエの高校生、大学生は一心です。同じことの繰り返しです。そして、自分は出来ているかもしれない(出来ていないかもしれない)。でも、一生懸命に学んでいます。勿論大人も。若い人は動きが良いし、覚えるのが早いから。なんて、もう言わないですよね。年の功という言葉もありますように、稽古は若く(浅く)とも、なぎなたには人生の重みが大事なのです。(年齢が)若いうちには手の中に入らないこと、沢山あります。
事実、このあとの道具をつけた打ち返しで、高校生、立派な打ち返しをしてくれました。管理人が思わず「大先生にお願いしたの?」そう訊いたほどです。先に管理人が受けたのですが、高校生とは思えない、重みがあり、正しい、ただただ、基本に忠実な打ち返しをしてくれたのです。「ちゃんと、今日稽古した基本を考えてやったんだね」 そう、ちゃんと、言われたことを考えて稽古をしているんです。だから、上手になる。
つまり。正しい指導が出来る、指導者になる。ここに来ますね。皆、真っ白なところからなぎなたを始めます。色なんて付けなくていい。色は癖がつくことと同じでしょう。ただ、正しいなぎなたを伝えれば良いんです。
大学生も、堂々とした打ちをしてくれました。お試合が好きだと言う彼女は、試合が上手になりたいと言います。試合は打突が決まらないと一本にならないのですよね。だから基本の稽古が大切なんです。どんなに上手な試合者になったとしても。そして、試合は審判によって判定されます。
正しい稽古をして、正しい審判を学ぶ。
一般の方もまた、驚くほど確実な打突をしてくれました。なぎなたは10年もされていないということですが、打突の中身は高段者にも劣らない。心からの打突。本当に感動しているんです。あの打ち返しの打突はね、高段者でも出せませんよ。ひたむきに、謙虚に、一心に、先生のご指導を自分のものにされています。
6日、下の娘が久しぶりにお稽古着を着たいと、稽古着袴スカートで出ました。少し、自然体から中段の構え、振り上げの練習をしました。いよいよやる気が出たのかと、上の娘が一番初めに履いていた袴を裾上げして、8日に履かせました。袴スカートじゃなくて、袴ですよ!! もう、お稽古ですから、始めの礼で向こう側に座るように言いました。お姉ちゃんの隣に、手を繋いででも良いから、と。ちょっと駄々捏ねたりしていましたが、途中、一緒に稽古をしました。まさに、なぎなたの手始めです。嬉しかった!! 上の娘は母にやってもらいましたから、私でできるかしら? あまりに小さくて可愛いけれど、やっぱり稽古は真剣です。2分ぐらい振って、疲れたら終了! 最後のお礼では、向こうに座っていたかしら?
楽しみが増えています。
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